私たちのアプローチ
master horjaでは、各時計の個性と歴史を尊重した修復アプローチを採用しています。スイスの伝統的な時計製造技術と日本の精密加工技術を組み合わせ、最高水準の修復を実現します。全ての作業は、時計のオリジナル性を最大限保持しながら、長期的な機能性を確保することを目指しています。
詳細診断
顕微鏡検査と精密測定による包括的な状態評価
精密作業
スイス製工具による0.01mm単位の精度での修復
品質保証
多段階検査と18ヶ月の包括的な保証
グランドコンプリケーションサービス
ミニッツリピーター、トゥールビヨン、永久カレンダーなどの複雑機構を持つ時計の専門メンテナンスサービスです。当工房のマスター時計技師は、数十年の経験を持ち、最も複雑な機械式時計にも対応できる技術を有しています。
サービス内容
- 完全分解と超音波洗浄: ムーブメント内の数百の部品を一つずつ分解し、専用の洗浄液で超音波洗浄を実施
- 顕微鏡検査: 各部品を15倍から60倍の倍率で検査し、摩耗や損傷を特定
- チャイムメカニズム調整: ミニッツリピーターのハンマーとゴングを精密に調整し、澄んだ音色を実現
- トゥールビヨン調整: 重力補正装置の精密なバランス調整と動作確認
- カレンダー機構: 永久カレンダーの複雑な歯車機構を同期化し、2100年まで正確に動作することを確認
作業期間と保証
文字盤リファイニング
美術館品質の文字盤修復サービスで、時計のオリジナル性を保ちながら経年劣化に対処します。当工房の職人は、損傷したエナメルの安定化、色あせた印刷の復元、そして望ましい経年変化を残しながらの丁寧なクリーニングを実施します。
専門技術
- エナメル修復: ひび割れや欠けたエナメル文字盤を、オリジナルの技法を用いて慎重に修復
- ギヨシェ装飾: 手彫りのギヨシェパターンを復元し、文字盤に深みと立体感を再現
- 印刷復元: 色あせた文字やロゴを、オリジナルのフォントとカラーで精密に再現
- 夜光材料: 時代に適した夜光塗料を使用し、視認性を向上させながら適切な外観を維持
- インデックス再装着: 緩んだまたは紛失した時間表示を、正確な位置に再装着
作業プロセス
文字盤修復は、最も繊細な作業の一つです。まず、文字盤の状態を写真撮影と詳細な記録で文書化します。次に、適切な洗浄方法を選択し、損傷を与えずに汚れを除去します。修復が必要な箇所については、オリジナルの技法と材料を研究し、可能な限り忠実に再現します。全ての作業は、コレクター価値を維持することを最優先に実施されます。
ヴィンテージ部品製作
廃盤となった部品や入手不可能な部品のカスタム製造サービスです。当工房では、伝統的な旋盤作業と現代のCNC精密加工技術を組み合わせ、完全な代替部品を製作します。各部品は、オリジナルの仕様を忠実に再現し、適切な材料を使用して製造されます。
製作能力
- 歯車製作: 各種モジュールの歯車を精密に切削加工。直径0.5mmから20mmまで対応可能
- 軸とピニオン: 真鍮、スチール、その他の材料から高精度の軸とピニオンを製造
- ゼンマイ製作: 適切な弾性と厚みを持つゼンマイを、仕様に合わせて製作
- 複雑部品: レバー、ラチェット、カムなど、複雑な形状の部品も製作可能
- 技術図面作成: リバースエンジニアリングによる詳細な技術図面を作成し、将来の参照用に保管
製作プロセス
損傷部品の詳細測定と写真撮影
CADソフトウェアでの技術図面作成
適切な材料の選択と準備
旋盤またはCNC機器での精密加工
品質検査と寸法確認
テスト組み立てと動作確認
サービス比較表
| 特徴 | グランドコンプリケーション | 文字盤リファイニング | ヴィンテージ部品製作 |
|---|---|---|---|
| 料金 | ¥485,000〜 | ¥125,000〜 | ¥95,000〜 |
| 作業期間 | 8〜12週間 | 6〜10週間 | 10〜16週間 |
| 複雑度 | 最高 | 高 | 高 |
| 専門技術レベル | マスター時計技師 | 専門職人 | 精密加工技師 |
| 保証期間 | 18ヶ月 | 18ヶ月 | 18ヶ月 |
| 適用時計 | 複雑機構時計 | 全ての時計 | ヴィンテージ時計 |
どのサービスが最適か迷われている場合は、お気軽にご相談ください。時計の状態を拝見し、最適な修復方法をご提案いたします。複数のサービスを組み合わせることで、より包括的な修復も可能です。
技術基準とプロトコル
精度基準
全ての機械式時計は、調整後に1日あたり±5秒以内の精度を目標としています。クロノメーター規格の時計については、さらに厳格な±2秒以内を目指します。精度測定は、タイミングマシンを使用し、6姿勢で72時間以上テストを実施します。
品質管理
各工程で品質チェックポイントを設け、作業の正確性を確認します。部品の洗浄度、潤滑の適切性、組み立ての精度など、50以上の検査項目をチェックリストで管理します。全ての検査記録は保管され、トレーサビリティを確保します。
潤滑基準
時計の各部位に適した専用オイルを使用します。Moebius社やMolykote社など、時計業界標準の高品質潤滑剤を厳選し、部位ごとに適切な粘度のオイルを選択します。過剰潤滑や不適切な潤滑を避け、長期的な動作を保証します。
防水性能
防水時計の場合、ガスケット交換と適切な潤滑を行い、専用のテスターで防水性能を確認します。元の防水性能を維持または回復させることを目指しますが、ヴィンテージ時計の場合は、ケースの状態により限界がある場合もあります。